椎茸を自宅で栽培出来るのか

農業関係

結論:椎茸の栽培が菌床栽培なら手軽に出来る。

 

▼椎茸栽培を自宅で出来るのか、実際に栽培してみました。

 

 

椎茸の栽培方法とは

シイタケ栽培の方法は、「原木栽培」と「菌床栽培」の2つに分けることができます。

今回は手軽に出来る菌床栽培を選択しました。

菌床栽培とは、おがくずなどの木質材にキノコ栽培用の総合栄養剤、米ぬか、フスマなど栄養体を混ぜて固めた人工培地(菌床)を使って、キノコを栽培する方法です。通常は、湿度が高く保たれた薄暗い室内で栽培されます。室内に棚を設置し、そこにビッシリと菌床を置いて栽培します。

実は、いつの季節も食卓に生しいたけが並ぶようになったのは、菌床栽培が確立されたおかげと言っても過言ではありません。

菌床栽培の場合は、種菌付けから収穫までの時間が原木栽培よりも短く、5〜20週程度で収穫することが可能です。また、原木栽培よりも栽培にかかる期間が短いため、年間4〜8回転程度できます。営農など本格的な菌床栽培では、3ヶ月〜半年程度のサイクルで菌床を交換していきます。

上記のように、条件さえ整っていれば一年を通してしいたけを栽培できるようになったため、安定的に供給できるようになりました。

最近では、シイタケ栽培キットが販売されていて菌床と容器がセットになっており、ご家庭でもすぐにシイタケ栽培を楽しめるようになりました。

菌床栽培での栽培条件

シイタケの菌床栽培は、条件を整えればいつからでも栽培を開始できます。条件とは、温度と湿度です。

発生適温:5度〜26度    発生湿度:60%〜90%

生育適温:10度〜20度    生育湿度:60%〜90%

実際に栽培してみました

▼今回は栽培には劣悪な環境とも言える、自宅のキッチンに置きました。

菌床はネット通販で手軽に買えます。

 

1日目

袋を切り、半分だけ菌床を出して栽培する方法もありますが、今回は袋を全て剥がして栽培します。

最初の1回目は袋を開けて空気に菌床が触れることで椎茸が発生する刺激になりますが、2回転目は、水に丸1日つけて、発生の刺激を与えます。

断面はこのような形で、凸凹しています。

水をやり続けて行くと、この凸凹から椎茸の芽が出始めて来ます。

また、芽が出るまで水やり以外の時は、ビニール袋を被せて置きます。

湿度を保つ為らしいです。

しかし、3日間ぐらいその状態を続けていましたが、カビが生えて来てしまったので、4日目から芽が出るまでは、ビニール袋を外していました。

こまめにチェックして、カビが生えて来たようなら、ビニール袋は外したほうが良さそうです。

 

5日目

【12月16日:平均室温16度:平均湿度50%:水やり朝1夜1霧吹き】

水やりをし始めて5日目で椎茸の芽が出始めました。

周りの凸凹と見るからに違うものが生えてきます。この状態になるまで、ちゃんと生えてくるのか不安でしたが、自宅の栽培には劣悪な環境でも生えてくるようです。

 

7日目

【12月18日:平均室温20度:平均湿度50%:水やり朝1夜1霧吹き】

椎茸の芽が大きくなって来ました。

8日目

【12月19日:平均室温18度:平均湿度60%:水やり朝1夜1霧吹き】

椎茸が大きくなってきてますし、下の方にももう一つ芽が出始めているのが分かります。一つの菌床から同時に何本も生えてきますが、今回の一回転目はこちらの2本だけでした。

このあと2回転目では、同時に5本など発生していますが、一回転目より小ぶりになっていきます。一回転目は大きいものが出て来ますが、本数が少ないのでしょうか?

 

12日目

【12月23日:平均室温18度:平均湿度50%:水やり朝1夜1霧吹き】 もうほぼ市販の椎茸の形になっています。

椎茸は傘が開かないうちに収穫するのが良いようです。

傘とは裏っ返したときにヒダヒダがあると思うのですが、それが見えていないほうが良いみたいです。

また、どんこ椎茸などの高級品は、どんこという品種なわけではなく、傘が開いてないものをいいます。なので、家で栽培して、傘が開かないうちに収穫すればどんこ椎茸を家で食べれるわけです。

14日目

【12月25日:平均室温17度:平均湿度55%:水やり朝1夜1霧吹き】収穫時ですね。艶が出て美味しそうです。

収穫したものは天ぷらにして食べました。とても肉厚で歯ごたえがあり、椎茸の風味が鼻に抜け、とても美味しかったです。

そして2回転目へ

しいたけの菌床は、合計6回転ほど収穫でき約1菌床から1kgの椎茸が取れます。収穫が終わったあと、次の回転に行く前に、菌床を水に1日浸け置かないといけません。

私は、10リットルのバケツに水を入れて、菌床を全て水に浸かるようにして、重しを置きました。

その後は今の手順の繰り返しで、何回も椎茸の収穫を楽しむことができます。

きのこ好きなら食べるべき幻のキノコ

 

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コメント

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